====================================================================== = BIOS更新ツール = = Ver 2.03 = = Sep.2024 = = CONTEC Co.,Ltd. = ====================================================================== ◆ 目次 ============================ はじめに サポート機種 サポートOS 注意事項 準備するもの 使用方法 バージョンアップ履歴 機能一覧表 ◆ はじめに ============================ 日頃から格別のお引き立てを賜りまして厚く御礼申し上げます。 本ツールはBIOSを更新し、機能追加やエラッタへの対応を行うものです。 ◆サポート機種 ============================ - BOX-PC Series BX-T1000 BX-T1010 BX-T1020 BX-M1010 BX-M1010P2 BX-M1010P4 BX-M1020 BX-M1020P2 BX-M1020P4 - Panel-PC Series XPT-T1010LXC XPT-T1000HX XPT-T1000LX ◆サポートOS ============================ Windows 10 IoT Enterprise 2019 LTSC 64-bit ◆注意事項 ============================ -事前に使用許諾書「licenseagreement.txt」をお読みいただき 同意いただけた場合のみ本ツールをご使用ください。 -所要時間は5分程度です。 本ツールの動作中、必ず電源が切れないようご注意ください。 万が一電源が切れた場合はBIOSが破損する可能性があります。その場合は修理対応となります。 -更新によりOS起動時間が遅くなる・CPUの性能が下がるなど副作用が起こることがあります。 特にマイクロコード更新時はCPUの性能が変わることが一般的です。 性能の変化が懸念されるアプリケーションではお客様環境での検証をお願いいたします。 -本ツールの使用により損害が発生した場合であっても、当社は一切責任を負いません。 ◆準備するもの ============================ -FAT32フォーマットされたUSBメモリ -USBキーボード -モニタ(パネルコンピュータは除く) ◆使用方法 ============================ 「◆注意事項」をご参照の上、下記手順を実施願います。 1.解凍したファイルをUSBメモリに以下フォルダ構成となるよう置いてください。 G:\efi\boot\Bootx64.efi 2.モニタとUSBメモリとUSBキーボードをBIOS更新の対象機に接続し、電源を入れてください。 3.BIOS起動中にDELキーを押してBIOS設定画面に入ってください。 4."Save & Exit"タブに移動してください。 5."Boot Override"メニューにあるUEFI USB memoryを選択してください。 6.BIOS更新が始まります。 所要時間は5分程度です。 決して電源を抜かないでください。 7.全てのパーセンテージが100%になればBIOS更新完了です。 再起動を促すプロンプトが現れます。 USBメモリを抜き、いずれかのキーを押してください。 対象機は再起動します。 8.BIOS起動中にDELキーを押してBIOS設定画面に入ってください。 9.BIOS設定画面でF3キーを押してデフォルト値をロードしてください。 10.他にBIOS設定変更が必要であれば実施ください。 11.F4キー押してYESを選択ください。BIOS設定値が保存されて対象機は再起動します。 12.以上でBIOS更新は終了です。 ◆バージョンアップ履歴 ============================ Ver2.03 (Feb.2024) 本BIOS更新ツール ----------------- 1.インテル CPU 脆弱性「Downfall」 [CVE-2022-40982] [INTEL-SA-00828] への対策による マイクロコード更新(84->F4) ※本修正によりCPUのパフォーマンスが影響を受けることがあります。 2.Administrator Password設定時、User modeでBIOSメニューに入れないよう修正 3.ログブートのクリア機能を追加 4.OSの起動失敗時にリトライする機能を追加 Ver2.02 (Sep.2022) ----------------- 1.USB電源制御を追加 2.自動復帰機能を追加 3.ログブート機能を追加 4.S3を修正 5.BIOSロックを追加 6.セキュアブートを追加 7.NIST SP800-147をサポート 8.ネットワークブートを追加 9.かんたんBIOSデフォルト値設定を追加 Ver1.85 (Sep.2021) ----------------- 1.XPT-T10x0のWindows10起動時の表示異常を修正 2.LinuxのWake on LANをサポート Ver1.82 (Feb.2021) ----------------- 1.固定ブートオーダーに変更 2.ディスクコピー・自己診断・メモリテストを追加 3.USB起動制限を追加 4.電断プロテクトを追加 5.高速起動を追加 6.ネットワークブートを追加 7.ソフトウェアSMIの禁止をサポート Ver1.76 (Jul.2019) ----------------- 1.Windows10 LTSC2019をサポート Ver1.67 (May.2019) ----------------- 1.RTC Wakeをサポート Ver1.00 (Feb.2018) ----------------- - リリース ◆機能一覧表 ============================ Ver2.03 (Feb.2024) ----------------- 〇:電断プロテクト 〇:ネットワークブート 〇:USB起動制限 〇:ディスクコピー 〇:自己診断 〇:メモリテスト 〇:セキュアブート 〇:BIOSロック 〇:NIST 〇:高速起動 〇:USB電源制御 △:TPM2.0(デフォルトはDisable) ×:RS485 RTS自動制御 〇:自動復帰機能 〇:ソフトウェアSMIの禁止 〇:かんたんBIOSデフォルト値設定 〇:ログブート ×:BIOSイベントログ