===================================================================== = Linux版GPIBドライバについて = = API-GPIB(LNX) Ver1.33 = = CONTEC Co.,Ltd. = ===================================================================== ◆ 目次 ======= はじめに 製品概要 制限事項 注意事項 お問い合わせ先 インストール方法 インストールされるファイル アンインストール方法 サンプルプログラム バージョンアップ履歴 ◆ はじめに =========== 日頃から格別のお引き立てを賜りまして厚く御礼申し上げます。 ここにはAPI-GPIB(LNX)に関する補足説明を記載しています。 API-GPIB(LNX)の使用方法は、オンラインヘルプ(apitool.htm) を参照ください。 ◆ 製品概要 =========== ・API-GPIB(LNX)は、モジュール形式のドライバとシェアードライブラリにより、弊社製 GPIBボードを制御するための関数群を提供しています。 ・設定プログラム(config)と設定ファイルにより、使用するデバイスを設定して使用します。 ・設定プログラムは実行環境へ移行を容易にする設定ファイルとドライバ起動スクリプト、 停止スクリプトを出力します。 ◆ 制限事項 =========== この製品は下記バージョンのLinuxに対応しております。 ディストリビューション カーネルバージョン -------------------------- ------------------ RedHat Linux 6.2 2.2.14 7.1 2.4.2 7.2 2.4.7 7.3 2.4.18 8.0 2.4.18 9.0 2.4.20 Professional Workstation 2.4.21 Enterprise Linux WS Ver.4 2.6.9-5.EL Turbo Linux 6.0 2.2.13 7.0 2.4.5 8.0 2.4.18 10.0 Server 2.6.8-1 上記以外のバージョンにつきましては、動作検証を行っておりませんので、 あらかじめご了承ください。また、SMPには対応しておりません。 Cardbusのデバイスはカーネル2.4の対応になります。 (Turbo Linux 7.0 のOSではpcmcia-csのバージョンが古いため動作できません) ◆注意事項 ========== ドライバのインストールおよび設定、起動はroot権限で行う必用があります。 ◆お問い合わせ先 ================ 本製品についてのご質問は、コンテックインフォメーションセンター まで、E-mailまたはFAXにてお問い合わせください。また、最新版のドライバに つきましては、弊社ホームページより無償でダウンロードできます。 FAX : 03-5628-9344 E-mail : tsc@contec.co.jp HomePage : http://www.contec.co.jp/apipac/ また、お問い合わせの際は、下記内容を書いてお問い合わせください。 ・ご使用のLinuxディストリビューション: ・ご使用のカーネルバージョン: ・ご使用のボード名: ・ボードの使用枚数: ・ハードウェア環境: ・ご質問内容: ・問題の発生内容: ・問題の発生状況: ・問題の発生頻度: ・ご連絡先の会社名: ・部署名: ・お名前: ・ご連絡先の電話番号: ◆インストール方法 ================== 本ドライバは、圧縮ファイルで提供しています。シェルから下記のようにコマンドを 実行してコピー/解凍して使用してください。 ライブラリのインストールパスを/usr/local/lib等に変更したい場合は、あらかじめ Makefileを見てインストール先を変更しておいてください。 以下の「***」の部分はドライババージョンの「.」を除いた数値が入ります。 # cd # mount /dev/cdrom /mnt/cdrom # cp /mnt/cdrom/linux/gpib/cgpib***j.tgz ./ # tar xvfz cgpib***j.tgz ................ # cd contec/cgpib # make ................ # make install ................ # cd config # ./config ..... 以下設定 ......... # ./contec_gpib_start.sh ドライバの起動と停止は contec_gpib_start.sh とcontec_gpib_stop.sh で行います。 システム起動時に毎回ドライバを起動する場合は、/etc/rc.d/rc.local等に、起動 スクリプトの処理内容を記述してください。 ◆インストールされるファイル ============================ ・本製品の圧縮ファイルは、次の様な構成で ファイルをインストールします。 //contec/cgpib cgpib_uninstall.sh ............ アンインストール用シェルスクリプト Makefile ..................... インストール用メイクファイル readme.txt ................... READMEファイル /config config ................... 設定プログラム contec_gpib.conf .......... 設定ファイル:configの実行により生成され、 起動スクリプトにより/procにコピーされます。 contec_gpib_start.sh ...... ドライバ起動スクリプト contec_gpib_stop.sh ....... ドライバ停止スクリプト cgpib.o ................... 起動するバージョンのドライバ /2.4.18-1 cgetres.o ............ config用リソース取得ドライバ(Turbo Linux 8.0) /2.4.18-14 ............... /2.4.18-1と同様(RedHat Linux 8.0) /2.4.18-3 ................ /2.4.18-1と同様(RedHat Linux 7.3) /2.4.20-8 ................ /2.4.18-1と同様(RedHat Linux 9.0) /2.4.2-2 ................. /2.4.18-1と同様(RedHat Linux 7.1) /2.4.5-3 ................. /2.4.18-1と同様(Turbo Linux 7.0) /2.4.7-10 ................ /2.4.18-1と同様(RedHat Linux 7.2) /2.4.21-4.EL ............. /2.4.18-1と同様(RedHat Linux PW) /2.2.13-33 ............... /2.4.18-1と同様(Turbo Linux 6.0) /2.2.14-5.0 .............. /2.4.18-1と同様(RedHat Linux 6.2) /2.6.9-5.EL cgetres.ko ............ config用リソース取得ドライバ(RedHat Linux Enterprise Linux WS Ver.4) /2.6.8-1 ............... /2.6.9-5.ELと同様(Turbo Linux 10.0 Server) /module Makefile ................. コンパイル及びインストール用メイクファイル /2.4.18-1 cgpib.o ............... コンパイル済みドライバ本体(Turbo Linux 8.0) /2.4.18-14 ............... /2.4.18-1と同様(RedHat Linux 8.0) /2.4.18-3 ................ /2.4.18-1と同様(RedHat Linux 7.3) /2.4.20-8 ................ /2.4.18-1と同様(RedHat Linux 9.0) /2.4.2-2 ................. /2.4.18-1と同様(RedHat Linux 7.1) /2.4.5-3 ................. /2.4.18-1と同様(Turbo Linux 7.0) /2.4.7-10 ................ /2.4.18-1と同様(RedHat Linux 7.2) /2.4.21-4.EL ............. /2.4.18-1と同様(RedHat Linux PW) /2.2.13-33 ............... /2.4.18-1と同様(Turbo Linux 6.0) /2.2.14-5.0 .............. /2.4.18-1と同様(RedHat Linux 6.2) /2.2.16-22 ............... /2.4.18-1と同様(RedHat Linux 7.0) /2.6.9-5.EL cgpib.ko ............. コンパイル済みドライバ本体(RedHat Linux Enterprise Linux WS Ver.4) /2.6.8-1 ............... /2.6.9-5.ELと同様(Turbo Linux 10.0 Server) /library Makefile ................. インストール用メイクファイル libcgpib.so.1.0 ........... シェアードライブラリ /samples /console ................. gccサンプルディレクトリ /help apitool.htm .............. htmlヘルプファイル  ・make installにより、以下のファイルがシステムにコピーされます。 /usr/lib/libcgpib.so ........... シェアードライブラリ /usr/lib/libcgpib.so.1.0 ....... シェアードライブラリ ・ドライバ開始スクリプトを実行することにより、以下のファイルがシステムに作成されます。 /dev/cgpibXXX (XXXは数字) ...... デバイスのファイルノード /proc/contec_gpib.conf ......... 設定ファイルのコピー ◆アンインストール方法 ======================  アンインストールはアンインストール用シェルスクリプトを実行することで行えます。 # cd contec # ./cgpib_uninstall.sh ................... # 詳細はcgpib_uninstall.shスクリプトを参照してください。 ◆サンプルプログラム ==================== サンプルプログラムは、各言語ごとに以下のディレクトリで構成されてい ます。 //contec/cgpib/samples ディレクトリの説明 /inc C/C++の関数定義ファイルがあります。ご自分でプログラムを作成される場合、 これらのファイルをC/C++場合インクルードしてご使用下さい。 また、これらのファイルは編集しないでください。 /console C言語のサンプルプログラムソースコード、及びMakefileが入っています。 ◆バージョンアップ履歴 ======================= Ver1.32->Ver1.33 --------------------------------------------- ・CardBusのデバイスについてRed Hat Linux Enterprise Linux WS Ver.4に対応。 ・CardBusのデバイスについてTurbo Linux 10.0 Serverに対応。 Ver1.30->Ver1.32 (API-PAC(W32) Ver.Oct.2007) --------------------------------------------- ・Red Hat Linux Enterprise Linux WS Ver.4に対応。 ・Turbo Linux 10.0 Serverに対応。 対応デバイス追加 ・GP-IB(PC)L Ver1.11->Ver1.30 (API-PAC(W32) Ver.Apr.2006) --------------------------------------------- 対応デバイス追加 ・GPIB-F-LPE ・GPIB-FL-LPE Ver1.10->Ver1.11 (API-PAC(W32) Ver.Aug.2005) --------------------------------------------- 不具合修正: ・ボードの型式が間違って認識されてしまう不具合を修正 Ver1.01->Ver1.10 (API-PAC(W32) Ver.Apr.2005) --------------------------------------------- 対応デバイス追加 ・GP-IB(LPCI)FL ・GP-IB(CB)FL 不具合修正: ・GpibGetStatus関数の2HパラメータでステータスがOFFにならない不具合を修正 仕様変更: ・GpibEnableRemote関数内のコマンド送信のタイムアウト時間を固定値に変更 Ver1.00->Ver1.01 (API-PAC(W32) Ver.Jan.2005) --------------------------------------------- 不具合修正: ・シリアルポール中にタイムアウトが起きた時にSPDコマンドを出力しない不具合を修正 ・GpibGetStatus関数の12HパラメータでSRQIをリードリセットを行っていた不具合を修正 機能追加: ・ハンドシェイクタイミングを変更する機能を追加 ・GPIBコマンドとデータ間にウエイトを設定できる機能を追加 ・GpibGetErrorString関数・GpibFindListener関数追加 Ver1.00 (API-PAC(W32) Ver.Oct.2004) --------------------------------------------- ・ファーストリリース