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太陽光発電の計測方式は複数ありますが、「RS485通信方式」と「CTセンサー方式」が代表的です。「CTセンサー方式」では、パワコンが出力した電力量をCTセンサーで間接的にデータ収集を行うため、発電量の正確な情報が取れず計測精度の誤差が大きくなります。RS485通信方式」では、計測・監視装置がパワコンと直結されデータ収集を行うため、より正確なデジタルデータが収集できます。また、太陽光パネルの出力電力(パワーコンディショナー入力電力)、パワーコンディショナー運転状態も取得可能です。
太陽電池出力電力量は、太陽の光で太陽電池が発電した直流の電力量を示します。パワコン出力電力量は、太陽電池で発電した電力をパワーコンディショナー*1が変換した交流の電力量を示します。SolarViewシリーズのモデルによって掲載項目名が異なりますのでご注意ください。
参考:パワーコンディショナーの電力変換イメージ
SolarViewシリーズ(以下「SolarView」)から収集する計測データと電力会社から届くお知らせ(以下「お知らせ」)の購入電力量(売電電力量)には、差異が発生します。差異の要因としては、次のものがあります。
「お知らせ」の購入電力量は、電力会社が電力量メーターの値を検針し、今回検針値から、前回検針を引いた結果となります。※検針日は、毎月同じ日の同じ時間に検針するのではなく、月によって異なります。(検針日が不明なときは電力会社にお問い合わせください)
「お知らせ」にある購入電力量は、月初~月末(1日~31日)のデータではないため「SolarView」の年報データと比較すると差異が発生することになります。そのため、「お知らせ」の購入電力量と比較するには「SolarView」の計測データは、月報から対象となる検針期間のデータを抽出する必要があります。ただし、検針時間による差異を考慮する必要があります。
月報データは1日毎の集計が保存されており、検針の行われた時間によって差異が発生します。例えば、5月7日10時に検針が行われたとすると
「お知らせ」では
「SolarView」月報データでは、
となるためです。