医療用実験装置

システム概要

繊細な制御を必要とする、iPS細胞、ES細胞操作用マニュピレータ制御装置のシステム例です。

構成イメージ

マニュピレータにXYZ軸があり、先端に針を出し入れするモータを制御。針にはSIN波のアナログ信号を与え、ピエゾ素子で振動させ針を挿入しやすくするなどの制御を行っています。コンテックの組み込みPCをはじめ、計測制御ボードを使用することにより繊細な制御が可能です。

特長

  • モーションコントロール
    ステッピングモータおよびサーボモータをWindows上のソフトで簡単に8軸の制御(定速、直線加減速、S字加減速により連続動作、位置決め動作、原点復帰動作)が可能です。
    差動出力、TTLレベル出力、オープンコレクタ出力に対応したエンコーダが使用可能です。
    最大9.8Mppsのパルス出力ができ、モータ制御用の指令パルスは、共通パルス、2パルス、90度位相差パルスから選択できます。
    速度および位置のオーバーライドが可能、動作中に速度および目標位置の変更ができます。
    コンパレータ回路により設定値とカウンタ値との比較が可能です。各軸に2個のコンパレータ回路があり、設定値とカウンタ値との比較が可能です。また、コンパレータの条件成立中に信号を出力することができます。各軸に7点の汎用入力を用意しています。その内5点は、アラーム入力、位置決め完了入力、減速停止入力、カウンタラッチ入力、位置決め動作スタート入力としても使用可能です。
  • アナログ出力

    コンパクトなシステムで高精度のアナログ出力を実現。
    パソコン本体と外部アナログ入出力回路をデジタルアイソレータで絶縁することにより耐ノイズ性が向上しています。
    アナログ出力は、時間毎の出力や外部信号に同期した出力が可能です。
    外部制御信号には、チャタリングなどを防止することのできるデジタルフィルタを備えています。
    バッファメモリを搭載、ソフトウェアやパソコンの動作状況に依存しないバックグランドでのアナログ出力を行うことも可能です。
    アナログ出力の調整は、すべてソフトウェアで行うことができます。面倒なジャンパ設定はありません。
    また、調整情報を記憶することができ、使用環境に応じた調整情報を持つことができます。

  • 長期安定供給

    産業用途・システム組込に使用されるコントローラとして、開発したアプリケーションを最大限利用いただけるように当社製品は長期安定供給をご提供いたします。

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