2020/07/21アフリカ、アジア、ヨーロッパ、日本、中東、北米、オセアニア、中南米
コンテックは、12~57VDCワイドレンジ電源入力に対応した小型組み込み用スイッチングHUB「SH-9008AT-POE(以下、新製品)」を開発し、ネットワーク周辺機器の製品ブランド「FLEXLAN®」の新製品として7月21日より販売を開始しました。
SH-9008AT-POE取り付けイメージ
新製品は、IEEE802.3af、IEEE802.3atに準拠したPoE給電が可能な、IEEE802.3ab(1000BASE-T) / IEEE802.3u(100BASE-TX) / IEEE802.3(10BASE-T)規格に準拠した8ポート産業用スイッチングHUBです。-35~70°Cの広い動作温度範囲に対応し、一般向け汎用のスイッチングHUBが使用できない温度環境でも動作するように設計されています。
自動車や電子部品工場の生産ライン、食品・薬品工場、物流・倉庫、ビル管理・セキュリティ、駅・商業店舗などでは、ネットワークカメラの設置が進んでいます。PoE HUB経由でカメラに電源を供給することが可能になりますが、その場合に問題になるのがPoE HUB自身への電源供給です。これらの場所での制御盤内は直流電源で統一されている場合が多く、ワイドレンジでの直流電源対応が課題でした。
新製品は、12~57VDCワイドレンジ直流電源入力に対応しており、これらの課題にお応えする耐環境性に優れた産業用PoEスイッチングHUBです。
IEEE802.3af、IEEE802.3atに準拠したPoE対応デバイスへ8ポート全てから電源供給を行うことができます。1ポートあたり最大30W、全ポート合計で最大120W※まで給電可能です。
IEEE802.3ab(1000BASE-T) / IEEE802.3u(100BASE-TX) / IEEE802.3(10BASE-T)規格に準拠したポートを8ポート搭載しています。8ポート全てがPoE給電機能に対応しています。
放熱性に優れた金属筐体により、使用周囲温度-35~70°Cを実現しており、さまざまな環境で使用可能です。FANレスのため静粛性や長寿命が求められる場所での使用が可能です。
12~57VDC の直流電源による電源供給に対応しています。また2系統の電源による電源2重化に対応し、片方に電源トラブルがあっても動作し続けます。電源トラブル時には前面パネルのLEDや、異常検出リレー回路によりトラブル発生を確認することができます。
同梱品の取り付けブラケットを使用することで、35mmDINレールや壁面への取り付けが容易です。
お知らせ一覧