労働・職場環境

基本方針

 当社では、「独創的な技術と製品を通して社会に貢献する」という経営理念を実現するために、従業員一人ひとりが健康で活き活きと活躍することが全ての基盤であると考えています。このような考えのもと、従業員のワークライフバランスや職場のダイバーシティの充実に取り組み、従業員が働きやすく、多様な人材が活躍する職場環境づくりを進めています。

ワークライフバランス

仕事と生活の両立支援


 従業員が仕事と私生活のメリハリをつけて活き活きと働く環境を整備するとともに、育児・介護をはじめとするライフイベントと仕事の両立支援のための取組みを強化し、今後もより働きやすい環境を整備していきます。

<従業員のリフレッシュ支援>

制 度 内 容
定時退社の奨励 毎週水曜日を健康の日と定め、定時退社を奨励しています。
館内放送や、定時時間後に職場巡回を行い、定時退社の徹底を進めています。
フレックスタイム制度 勤務時間の自主的な管理による時間意識の高揚と業務の効率化による生産性の向上、会社生活と個人生活との調和を目的として、フレックスタイム制度を導入しています。
計画的有休取得制度 従業員のリフレッシュを目的に、毎年6月から9月の間に有給休暇を連続3日間取得(土・日を含めて連続5日間以上となるように設定)するように取組んでいます。会社・労働組合にて取得状況を確認し、100%取得を徹底しています。
未消化有休休暇積立制度 従業員が期間内に取得できなかった有給休暇を積み立て(最大60日)、ボランティア活動・私傷病・育児・介護などのために活用できる休暇制度を導入しています。
リフレッシュ休暇制度 50歳を契機として、一時的に仕事を離れて今後の進路をじっくりデザインするため、また心身ともにリフレッシュし、気持ちを新たに仕事に取組むことを目的として、土・日を含めて連続20日間の休暇を付与しています。

<育児支援>

制 度 内 容
出産休暇 (従業員が出産)
法定どおり、産前6週間(多胎妊娠14週間)、産後8週間の取得となります。
(配偶者が出産)
2日間の取得が可能となっています。
育児休業制度 子が1歳に達する月の月末まで取得が可能となっています。(保育所に入所できないなどの場合には2歳まで延長可能)また、休業前面談、育休中面談(希望者のみ)、復職前面談を本人・所属長・人事担当者で実施し、スムーズに復帰できるよう支援しています。
育児休業早期復職制度 育児休業からの早期復職者で、早期復職者(生後11ヶ月未満で復職)が1歳未満の子を託児サービスに預ける場合の費用を補助しています。
短時間勤務制度 小学校3年生終了までの子を養育する場合に、最大6年間分の分割利用が可能となっています。(もしくはコアタイムを設定しないフレックスタイムの利用が可能)
看護休暇制度 看護が必要な小学校3年生までの子供1人につき年間5日間、2人以上であれば年間10日間の取得が可能となっています。(1日または時間単位での取得が可能)
ジョブリターン・エントリー制度 育児を理由に退職した社員に対し、一定の条件を満たす場合に再雇用の機会を提供しています。
その他 ベビーシッターサービス費用補助制度、保育所入園時の情報提供サービス利用制度、福利厚生アウトソーシングサービス等を設けています。

<介護支援>

制 度 内 容
介護休業制度 家族を介護する場合に最大1年間取得が可能となっています。
短時間勤務制度 家族を介護する場合に最大3年間利用が可能となっています。
(もしくは、コアタイムを設定しないフレックスタイムの利用が可能)
介護休暇制度 要介護家族1人につき年間5日間、2人以上であれば年間10日間の取得が可能となっています。
(1日または時間単位での取得が可能)
ジョブリターン・エントリー制度 介護を理由に退職した社員に対し、一定の条件を満たす場合に再雇用の機会を提供しています。


健康に関する取り組み

基本的な考え方


 コンテックグループは、従業員の心身の健康を重要な課題と捉え、2019年10月「健康経営宣言」を制定しました。健康課題を踏まえたさまざまな健康増進施策やイベントを実施し、生き生きと仕事ができる職場環境づくりに努めていきます。

コンテックグループ健康経営宣言


  • コンテックグループは、社員の健康を当社事業の持続的発展の根幹を担うものと捉え、心身の健康維持・増進のための活動を継続的に推進します。
  • コンテックグループは、社員一人一人の仕事と生活の質の向上を目指すために、快適かつ衛生的な職場環境づくりに取り組みます。
  • コンテックグループは、会社・産業医・保健師・労働組合が参加する「中央安全衛生委員会」を中心とし、健康増進施策により、社員の健康意識を高め、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)を図ります。

アクションプラン・目標


 2018年度健康診断結果で特定保健指導対象となった従業員を対象に、目的別(減量、食事内容改善、血糖値改善)のセミナーを開催し、生活習慣の見直しを行った結果、2019年度健康診断結果で特定保健指導対象者の46%にBMI、肥満度、体重、腹囲において効果がみられました。
BMI25以上の割合減少を目標に、引続き生活習慣の見直しに取組みます。

2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
(目標)
BMI25以上の割合 28.3% 27.3% 31.5% 29.8% 25.0%

※BMI(肥満の判定基準):体重(㎏)÷(身長m×身長m)

<認証取得>


2024年 健康経営優良法人

健康経営優良法人ロゴ

スポーツエールカンパニー2024

スポーツエールカンパニーロゴ

長時間労働の削減と有給休暇取得率向上の取り組み

 当社では、トップダウンによる取組みに加え、各職場での個別事情を考慮し、各職場が主体となるボトムアップでの改善の取組みとして、「コンテック スマートワーク活動」を行っています。

コンテック スマートワーク活動とは…

  • 残業時間の削減や有給休暇取得率の向上に関して、職場単位でマネージャーが所属メンバーと話し合った上で、自部門の実情にあった改善目標と重点取組施策を宣言しています。
  • 本目標は、職場に目標を記載したポスターを掲示したり、全社に向けてイントラネット上にて公表するなど、全社的な取組みとして社員一人ひとりが意識できるよう活動を推進しています。

このような取組みを通して、従業員の働きやすい職場づくりに全社で取り組んでいます。

スマートワークポスター

従業員の健康増進の取り組み


 当社では、従業員が心身ともに健康な状態で働き続けられるように、従業員の健康増進に取り組んでいます。
主なものとして、「自らの健康管理」や「メンタルヘルス」への理解を深めるためのeラーニング講座を実施したり、インストラクターが職場に出向いて、職場にいながら簡単・手軽にできる運動を指導する「職場でエクササイズ」などの運動セミナーを毎年予算を設けて定期的に実施しています。

従業員の健康増進の取り組み

テーマ(健康課題) 数値目標 取り組みの内容 実施規模/回数
定期健康診断の受診 受診率100% ・受診の徹底 全社/年1回
保健指導の利用 利用率100% ・管理者・従業員の教育
・健康保険組合との連携
全社/年1回
運動習慣の定着 1日平均歩数8000歩以上

・ウォーキングイベントの実施
・健康アプリの提供

全社/年2回
(各3か月間)
ストレスチェック 受検率98%以上 ・未受検者への受検推奨案内 全社/年1回
残業時間の削減 月平均オーバータイムを
前年度比で削減
・定時退社日の設定
・全社スマートワーク活動
全社/毎月チェック

定量的な成果指標

テーマ 2020年度 2021年度 2022年度
定期健康診断受診率 100% 100% 100%
定期健診結果に基づく精密検査受診率(二次検査) 76.5% 67.0%
ストレスチェック受検率 99.8% 99.8% 99.7%
ウォーキングイベント参加率 24.8% 25.9% 26.7%
特定保健指導の継続率 28.0% 50.0%
労働時間の状況(月間平均残業時間) 16.2時間 20.4時間 20.8時間
有給休暇取得率 70.3% 75.3% 80.6%
喫煙率 14.5% 14.1% 14.1%
ハイリスク(要治療)者の治療継続率 67.9% 54.3%
適正体重者率 63.7% 63.5%
平均勤続年数 20.1年 20.8年 21.5年
傷病による休職の状況(新規該当者) 3名 1名

定量的でない取り組み成果

 社内実施の各種健康イベントの参加者満足度アンケートにて、健康に対する意識の醸成や、今後の健康改善に取り組むことができる内容であるとの回答を得ております。アンケート結果に基づき、今後の取り組みへ参加者の意見や希望を反映し、従業員の更なる健康増進を図ってまいります。

ダイバーシティ

障がい者の雇用


 2017年より支援学校や職業能力開発センターを訪問、実習生の受入れを積極的に行っており、実習を通じて2018年、2019年に各1名採用しました。当初は清掃業務が中心でしたが、現在はパソコン業務、事務業務等も行っています。また、不要となったパソコンの分解業務も始め、これまで外部へ有償で分解処分していたものを、内製化することで利益を生み出すことにも貢献してくれています。
今後も、それぞれの適性を把握し、持てる力を発揮できるような職場づくりを目指していきます。2022年6月1日現在の障がい者雇用率は、法定雇用率(2.3%)を上回る3.1%となっています。

障がい者の雇用

2020年6月 2021年6月 2022年6月 2023年6月
障がい者雇用率 2.7% 3.2% 3.3% 3.1%

高年齢者の雇用

60歳到達者の増加に伴い社内に占めるシニア層の割合が高まっていくことから、2021年4月より定年を65歳に延長いたしました。今後も更なる活躍を期待し、モチベーションを維持して安心して働くことができる環境の整備に努めてまいります。

女性活躍推進の取り組み


当社では全従業員の活躍はもちろんのこと、女性社員がより活躍できる職場づくりに取り組んでいます。

<女性社員向けセミナーの実施>


 2016年度から2017年度にかけて、女性社員向けセミナー「Woman’s Forum」を実施しました。
セミナーでは、女性社員が活躍できる職場のあり方や自身のあり方について、他部署の女性社員との討議等を通じて考えることで、職場の活性化と受講者のさらなる活躍につなげること、研修を通じた女性社員間の関係性の拡大を図りました。

また、2020年度から2021年度にかけて、女性が職場のリーダーとしてステップアップするため、選抜式の「女性キャリアアップミーティング」を開催しています。各受講者がこれまで培ったキャリアや価値観を生かしながら「自分らしいキャリア」を描き、その実現に必要なスキルを学ぶことを目的としています。

女性活躍推進の取り組み

<一般事業主行動計画>


女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画を下記サイトに公表しています。

女性の活躍推進企業データベース

<認証取得>


2022年 大阪市女性活躍リーディングカンパニー

大阪市女性活躍リーディングカンパニーロゴ

働き方改革

コミュニケーションラウンジの設置

社員同士のコミュニケーションを部門の壁を越えて活性化するためにコミュニケーション・ラウンジを設置。気持ちを和ませる観葉植物と、遊び心を刺激するユニークな形状のテーブルを配置。いろどり豊かなチェアーと明るいフロアで、執務スペースとは異なり、リラックスできる雰囲気を作り出しています。多目的エリアとして昼食や休憩、打合せ、社内イベント等で利用しています。

コミュニケーションラウンジの設置

フリーアドレスを採用

営業部門では、フリーアドレスを採用。固定席を設けないことで、部署や役職に関係なく、現在関わっている案件などに応じて集まることができます。

コミュニケーションラウンジの設置

創造性を高めるレイアウト

技術部門では、技術者同士の活発なコミュニケーションを促し、創造性を高めるオフィスレイアウトを採用しています。また、プロジェクト開発エリアを設けて、個々の開発プロジェクトごとに技術者が集まり、共同で開発作業に取り組むことで柔軟かつスピーディな開発を行っています。

創造性を高めるレイアウト