2018/10/09アフリカ、アジア、ヨーロッパ、日本、中東、北米、オセアニア、中南米
コンテックは、バスマスタ転送機能を搭載したPCI Express準拠のデジタル入出力ボードを開発し10月9日より販売を開始しました。
DIO-32DM3-PE
新製品 (型式: DIO-32DM3-PE)は、最大32chチャネルの並列デジタル信号を最大50MHzで入出力することができます。高速なパラレル伝送信号のサンプリングや任意のデジタルパターンを高速出力するパターンジェネレータとして使用できます。 Windows 32bit版から64bit版への移行が現在進む中で、64bit版OSでは今までOS側の仕様により、データ転送用バッファメモリがごく僅かの量(1MB)しか確保できず、DMA転送機能を十分に活かせない制約がありました。 新製品は、従来製品 (型式: DIO-32DM2-PE) の後継機として上位互換性を保ちながら、最大サンプリングレートを2.5倍に向上しました。PCI Express制御ロジックの改良により、バスマスタ転送レートを4.5倍、転送可能メモリ空間においては、32bit 版OSで32倍、64bit 版OSでは2,048倍へ飛躍的に拡大しています。 ICテスターや光学機器の検査・計測などで高まっているデータの高速転送ニーズに対し、本製品はお客様の検査効率の改善に寄与致します。 コンテックは、この技術を他の製品にも応用し、発展させることで、高速化・高精度化していく検査計測分野のニーズにお応えしてまいります。
応答速度50MHzの非絶縁LVTTL レベル(動作電圧3.3VDC、正論理)入出力32点を搭載し、入力32点/入力出力各16点/出力32点のいずれかの設定で使用できます。
バスマスタ転送により、CPUに負荷をかけることなく大容量データを最大50MHzの転送速度でサンプリング(入力)またはジェネレーティング(出力)ができます。サンプリング/ジェネレーティングは、それぞれ独立した2チャネルのバスマスタ転送機能ブロックを持っているため、16点のサンプリングを行いながら、16点のジェネレーティングを行うことも可能です。
最大16枚のボードを同期運転させることができる同期制御コネクタを搭載しており、同期制御コネクタを搭載した当社製ボードとの同期動作も簡単に実現できます。
汎用入出力使用時、最大4点の入力信号を割り込み要求信号として使用でき、ビットごとに割り込み禁止/許可の選択が可能です。
添付のドライバライブラリAPI-PAC(W32)を使用することで、Windowsの各アプリケーションが作成できます。デジタル信号パターンの生成とジェネレートがプログラムレスで簡単に行えるアプリケーションソフトウェア「C-LogicDesigner」を添付。また、専用ライブラリを使用することでLabVIEWのアプリケーションを作成できます。
PCI対応ボードPIO-32DM(PCI)、および、PCI Express 対応ボードDIO-32DM-PE、DIO-32DM2-PEと同機能を搭載しています。また、コネクタ形状および信号配置に互換性があるため、従来システムからの移行が容易です。
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