概要・特長
ステッピングモータおよび(パルス列入力方式の)サーボモータを制御するPCIボードです。最大8軸のモータ制御が可能なタイプです。モータドライバユニットを介して、多軸独立制御、直線/円弧補間制御が行えます。位置決め情報を各軸1024フレームまで記憶、複数軸の同期制御が可能です。その他、動作中の速度/目標位置のオーバーライドが可能です。これらの豊富な機能により、製造装置や検査装置など幅広い用途で複雑な位置決め制御システムを構築できます。
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多軸独立制御ができ、最大 6.5Mpps のパルス出力が可能
- 最大8軸の制御、最大6.5Mppsまでのモータ制御パルス出力が可能です。モータ制御用の指令パルスは、共通パルス、独立パルス、90度位相差パルスに対応しています。リミット入力3点/軸、汎用入力7点/軸、汎用出力3点/軸を装備しております。また、ソフトウェアの設定により、汎用入力の6点をアラーム入力、汎用出力を偏差カウンタクリア出力などとしても使用可能です。
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位置決め、直線/円弧補間、フレーム連続動作、同期制御などの多彩な制御動作が可能
- 位置決め、原点復帰、直線/円弧補間、S字加減速、フレーム連続動作、同期制御など多彩な制御が可能です。動作中の速度/目標位置の置き換え(オーバーライド)が可能です。モータコントロール用ICに日本パルスモータ社「PCL6045シリーズ」を採用しています。
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エンコーダ入力回路に接続できる出力形式が多様
- エンコーダ入力回路は、差動出力、TTLレベル出力、オープンコレクタ出力と接続できます。
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目標位置決め情報を各軸最大 1024 フレーム記憶し、CPU に負担をかけずに制御可能
- モータ動作に必要な移動速度、加減速レートおよび移動距離などのパラメータ(一回の位置決めに必要な情報)を1フレームとして、各軸最大1024フレーム記憶できます。また、1フレーム終了から次フレーム開始の制御は、主としてハードウェアで行うため、複雑な連続位置決め動作でも高速に動作することが可能です。フレームの実行後、再度繰り返すことも可能です(ループ動作)。
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複数枚、複数軸の同期制御機能を持ち、動作開始や停止のタイミングを揃えることが可能
- 複数軸の同時開始/停止制御、直線補間動作の同期制御が可能です。また、専用の同期制御ケーブルを接続することにより、最大16枚(128軸)の同期制御が可能です。
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Windows に対応したドライバライブラリを添付
- 添付のドライバライブラリAPI-PAC(W32)を使用することで、Windowsの各アプリケーションが作成できます。また、ハードウェアの動作確認ができる診断プログラムも提供しています。