概要・特長
本製品は、高周波デバイスの特性評価が行えるPCI対応のベクトルネットワークアナライザボードです。10kHz~300MHzの範囲で測定が行え、水晶振動子、セラミック振動子などの電気的特性の計測に幅広く活用可能。従来のベンチトップタイプの計測器とデータ収集・分析用のパソコンを組み合わせた検査装置に比べ、データ収集収録・分析用のパソコンに組み込むことができ、検査装置の小型化・低コスト化を実現可能。プログラム開発用のWindows APIとアプリケーションプログラムが標準添付。
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10kHz~300MHzの特性評価が可能
- 水晶振動子、セラミック振動子など10kHz~300MHzの範囲で電子デバイスの測定が可能です。
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πネットワーク治具に対応
- 水晶発振子の測定などに使用されるπネットワーク治具を接続することが可能です。3ターム校正に対応しているため、πネットワーク治具を使用して高い周波数で高確度の測定が行えます。
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検査装置の小型化・低コスト化を実現
- Windowsパソコンとの組み合わせで、自動検査装置の小型化・低コスト化を実現できます。また、ご要望に応じて当社指定の認定事業者で校正を実施、校正証明書を発行できます(別途有償対応)。
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ネットワークアナライザとしてすぐに活用できる「フロントパネルソフト」を添付
- ベンチトップ(据え置き)タイプの測定器をイメージしたアプリケーションソフトウェア「フロントパネルソフト」を添付、プログラムレスですぐに活用できます。また、ボードとデバイスドライバの状態診断機能やレポート出力機能を持つため、検査装置として構成したときの動作確認用としても利用できます。
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リファレンスクロック入力を使用して外部機器との同期が可能
- リファレンスクロック(10MHz)を外部入力することが可能です。外部の基準クロックを使用することにより、周波数の確度向上や他の計測器との同期が行えます。
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PCの処理速度に依存しない演算処理が可能
- 測定データの演算は、基板上に搭載したCPUで行っているため、PCの処理速度に依存せずに測定が可能です。