概要・特長
本製品は、パソコンにCAN 通信機能を拡張するPCI Expressバス対応ボードです。CAN-4P-PEは、CAN2.0B通信に準拠し、最大1Mbpsの通信速度に対応しています。本製品は、1枚で4チャネルのCAN 通信ポートを備えており、各チャネル間、および、パソコン間は、電気的に絶縁しています。Windows/Linuxに対応したデバイスドライバを用意しています。
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CAN2.0B通信機能
- パソコンに4 チャネルのCAN 通信機能を拡張することができます。CAN-4P-PEは、CAN2.0B通信に準拠し、最大1Mbpsの通信速度に対応しています。各チャネルは個別のCAN コントローラにより制御しているため、他のチャネルの状況に依存しない各々の通信が可能です。
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送受信ごとの個別バッファ
- 各チャネル個別に最大64 メッセージの格納が可能な送信用FIFOバッファ、および、全チャネル共有バッファとして、最大93 メッセージの格納が可能な送信用FIFOバッファを搭載しています。また、各チャネル個別に最大64 メッセージの格納が可能な受信用FIFOバッファ、および、全チャネル共有バッファとして、最大170 メッセージの格納が可能な受信用FIFOバッファを搭載しています。このため、CAN 通信バスの負荷が増大した場合でもメッセージの送受信漏れを抑えることが可能です。
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各チャネル間、および、パソコン間を絶縁、信号線をサージ保護
- 各チャネル間、および、パソコン間は、電気的に絶縁しています。パソコンと外部回路間の電気的ノイズを防ぐことができ、さらにチャネル間の干渉を防げます。また、各信号線はサージ保護されていますので、対ノイズ性に優れています。
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終端抵抗設定、チャネル分配ケーブル
- ボード上のスイッチで各チャネルの終端抵抗の有効/無効設定が可能です。また、CAN 通信で標準的な9 ピンD-SUBコネクタへと変換する分配ケーブルを同梱しているため、既存のCAN 通信バス、CAN 通信デバイスへの接続が容易です。
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Windows/Linuxに対応したデバイスドライバを用意
- 当社Web サイトで提供しているデバイスドライバAPI-TOOLを使用することで、Windows/Linuxの各アプリケーションが作成できます。