概要・特長
本製品は、入出力されたデジタル信号を920MHz帯域の無線でデータ通信するデジタル入出力ターミナルです。
ワイヤレスI/Oシリーズのイーサネットゲートウェイ(親機)、または、920MHz 帯通信対応のCONPROSYS M2Mコントローラ(親機)にデータを送信します。
また、本製品を2 台1組で使用することで、親機を使用せずに互いのデジタル入力信号を透過出力させることができます。
障害物に強く長距離通信が可能でかつ、マルチホップに対応しているため、広範囲に点在する機器の遠隔監視・制御などに適しています。
その他、入力信号の誤認識を防止するデジタルフィルタ機能、通信異常が発生した場合に特定の出力パターンに変更する機能を搭載しています。
12-24VDCのデジタル信号の入出力に対応しており、フォトカプラ絶縁入力(電流シンク出力対応)4点とフォトカプラ絶縁オープンコレクタ出力(電流シンクタイプ)4点を搭載しています。
提供するドライバライブラリ API-DIO(WDM)を使用することで、Visual Basic やVisual C++などのWin32API関数をサポートしている各種プログラミング言語を用いてWindows用のアプリケーションソフトウェアを作成することができます。
-
※
ドライバライブラリは、当社ホームページよりダウンロードしてください。
-
※
本製品は、日本国内でのみご利用いただけます。
-
※
本製品は、必ずワイヤレスI/Oシリーズのイーサネットゲートウェイ(親機)、または、920MHz帯通信対応のCONPROSYS M2Mコントローラ(親機)と組み合わせてご使用いただくか、2台1組でご使用ください。
-
※
本製品を、CONPROSYS M2Mコントローラ(親機)と組み合わせて使用する場合、当社ホームページより「テクニカルガイド | CONPROSYS 無線通信モデル [日本語]」をダウンロードしてご参照ください。
-
伝送距離に優れた920MHz帯無線に対応
- 本製品は、入出力されたデジタル信号を920MHz帯域の無線に変換し、ゲートウェイへ転送します。パソコンのLANポートから、ゲートウェイを経由して手軽にデジタル信号(12 - 24VDC)の入出力を行うことができます。
920MHz帯は、電波の回り込み特性がよく、障害物があっても伝送距離(約1km)を伸ばすことができ、電波が混在している環境下でも安定した通信が可能です。長距離通信に向いているため施設間の配線工事なしでネットワーク構築が可能です。
-
高い信頼性のマルチホップ通信
- 無線マルチホップ技術により、通信が遮断されるなどの状況でも通信ルートを自動で変更し、通信を継続、安定することにより、障害に強い無線ネットワークを構築することができます。
-
P2P(Peer-to-Peer)モードを搭載
- 本製品を2 台1組で使用することで、イーサネットゲートウェイ(親機)を使用せずに互いのデジタル入力信号を透過出力させることができます。
-
DINレールへの設置が可能
- オプションのDINレール取付ブラケットを使用するとDINレールへの設置ができます。
-
フォトカプラ絶縁入力(電流シンク出力対応)、フォトカプラ絶縁オープンコレクタ出力(電流シンクタイプ)
- フォトカプラ絶縁入力(電流シンク出力対応)、フォトカプラ絶縁オープンコレクタ出力(電流シンクタイプ)
-
出力回路にサージ電圧保護のツェナーダイオード、保護回路を内蔵
- 出力回路には、サージ電圧からの保護のためツェナーダイオードが接続されています。また、保護回路が、出力4点に対し取り付けられています。出力定格は、1点当たり最大35VDC、100mAです。