概要・特長
本製品は、第12/13 世代Intel® CPUプロセッサを搭載したファンレス・ハイパフォーマンスの組み込み用コンピュータです。高性能・省電力でありながら豊富なインターフェイスを持ち、完全自然空冷(ファンレス)稼動を実現しています。CPUは、Core i7 13700TE, Core i5 13500TE, Core i3 13100TE, Celeron G6900TEプロセッサから選択できます。デュアルLAN・USB 3.2 Gen2 (USB 3.1)・DisplayPort・DVI-I・RS-232C・DIO など多彩なインターフェイスおよびスロットイン方式の2.5 インチSATAディスクスロットを搭載しており、デジタルサイネージを始めとした画像表示の用途に最適です。CPUにEmbedded タイプを採用。安定供給が可能なパーツの使用により、安心してご使用いただけます。さらに、自社カスタマイズBIOS を採用し、BIOS レベルでのサポートが可能です。
適用例
画像処理端末![](/-/media/Contec/products-services/product-info/application-example/img_imageprocessing.jpg)
ロボットコントローラ![](/-/media/Contec/products-services/product-info/application-example/img_robotcontroller.jpg)
デジタルサイネージ端末![](/-/media/Contec/products-services/product-info/application-example/img_signage.jpg)
セキュリティ端末![](/-/media/Contec/products-services/product-info/application-example/img_securitycamera.jpg)
-
第12/13 世代 Core i7, Core i5, Core i3, Celeronプロセッサ採用
- 省電力・ハイパフォーマンスのCPU を搭載し、省電力でありながら高い演算・描画能力を実現しています。CPU はEmbedded タイプの採用により、安定供給を可能にしています。
-
OS シャットダウン不要の電源断運用に対応「電断プロテクト®」
- 電源障害からのデータ保護とストレージへの書き込みを禁止する「電断プロテクト®」機能を搭載。Windows 10 IoT Enterpriseのロックダウン(ディスク書き込み抑制)機能と併用することで、シャットダウン処理なしで安全に電源OFF することが可能です。また、突然の電源断によるファイルシステムやデータの破損を防ぐことができます。
-
信頼性の高いシステムに貢献する高セキュリティ設計
- TPM2.0 やセキュアブートといった最新のセキュリティ機能、USBブートプロテクトといったコンテック独自の保護機能を搭載しており、産業用途に求められる高セキュリティを意識した設計を行っています。
-
自社設計のBIOS による便利なユーティリティ
- コンテック独自の便利なBIOS によるユーティリティ ※1 を実装しています。「CONTEC Fast Boot」では15 秒 ※2 でのWindows起動を実現しています。「Disk Copy」機能ではBIOS レベルでの安全なディスク・バックアップが可能で、ファイル形式や圧縮ファイル形式でのバックアップもサポートしています。また、BIOS を更新するための「BIOS更新ツール」※3 を用意しております。
※1
詳細については「BIOSセットアップ」章の各項目をご確認ください。
※2
工場出荷時のWindows 10およびHORM機能有効時の実測値になります。構成によって時間は変動します。また、高速起動有効時、Network Stack・SMART Self Testはサポートされません。
※3
詳細は当社テクニカルサポートセンターまでお問い合わせください。
-
保守点検業務を軽減するファンレス設計
- CPUファンを廃したスピンドルレス設計です。ファンによるホコリや異物の侵入を心配する必要がなく、経年劣化する部品の使用を極力抑えた設計と合わせて保守点検業務の負担を大幅に軽減します。
-
周辺機器を自在に拡張する豊富なインターフェイス
- DVI-I×1、DisplayPort×1、1000BASE-T×2、USB3.2 Gen2 (USB 3.1)×4、USB 2.0×2、シリアル(RS-232C)×4、DIO×1 などの拡張インターフェイスを搭載しています。
また、スロットイン方式の2.5 インチSATA ディスクスロットを2 スロット搭載しており、OSとデータの分離が可能で一方をシステム起動用、もう一方をメンテナンス用やシステムログ/収集したデータの持ち帰り用といった運用形態がとれるため、たいへん便利です。