産業機器は今、専用設計の機器から汎用デバイスと汎用OSの組み合わせに移行しています。汎用OSのプラットフォームといえば、やはり Windowsパソコン。パソコン技術をベースとすることで、膨大な周辺機器、ソフトウェアが活用でき、産業アプリケーションを素早く、簡単に、低コストで構築することができます。ただ、産業アプリケーションでは、安定稼働は必須。パソコンの利便性を活かしながら、いかに産業機器としての可用性を確保するかが課題となります。
ここで紹介する機能は、BIOSレベルで実現しており、ハード・OS・BIOSの全てを自社開発しているコンテックならではのオリジナル機能です。
Windows Embedded / IoT のライトフィルタ機能と組み合わせることでシャットダウン不要の電源断運用を実現。突然の電源ダウンによるデータ損失トラブルも防止。
「電断プロテクト®」対応製品は、強力な保護機能を搭載した SSD を採用。電圧低下が起こると即座に SSD への新規書き込み処理の受付を停止、電力が失われる前に最終書き込み処理を行いデータ損失を防ぎます。 また、BIOS 設定だけで簡単に SSD の書き込み保護機能を有効にできます。Linux などのライトフィルタ機能のない OS を ROM化することができます。
Windows 10 の高速起動を実現。設定は簡単、BIOS Setup で CONTEC Fast Boot を Enable に変更してOS 側で HORM 機能を有効にするだけ。もちろん HORM 機能無効のままでも大幅に起動時間が短縮されます。
一般的なBIOSパスワード設定に加えて、USBデバイスをキーとしたOS起動ロック機能を実現。キーとして登録できるUSBデバイスは、汎用のUSBメモリやUSBキーボードでかまいません。
BIOS Setup から簡単にディスクイメージのバックアップが行えます。ディスクを外さなくても、OSが起動しなくてもバックアップが可能です。ファイル形式や圧縮ファイル形式でのバックアップにも対応しています。
BIOS Setup から電圧レベルや温度データ、オンボードデバイスやSSDなどのリソース情報を監視・診断することができます。ネットワーク経由で遠隔地から実行することもできます。
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