陸上養殖システムIoT化

システム概要

近年、海面養殖に比較して「漁業権を必要としない」、「天候等外的要因を受けにくい」、「海洋汚染のリスクが少ない」などのメリットから、陸上養殖の新規参入が各地で進んでいる。

しかし陸上養殖はイニシャルコスト・ランニングコストが高いことが課題となっている。

FacilityView for PLCの安価なゲートウェイ端末や通信費用込みのサブスクリプションサービスにより、導入コストを大幅削減できる。

構成イメージ

陸上養殖システムを制御しているPLCにFacilityView for PLCのゲートウェイ端末を接続することで簡単にIoT化することができる。Modbus TCP、MCプロトコルのPLCに広く対応し、プログラムレスで接続できる。クラウドからPLCのデータ書込みも可能なため、遠隔から陸上養殖システムを制御することも可能。

導入のメリット・効果

  • FacilityView®で養殖システムの見える化が実現

    飼育水槽の水温・塩分・pH・溶存酸素の状態が何時でも何処からでもインターネットを通じて確認できるとともに、それらの状態や装置の異常時にはメール通知により迅速に対処することができる。

  • IoT化の導入による養殖作業のコストダウン

    過去のデータ分析などにより経験や勘だけに頼らない養殖が可能となり、養殖作業の効率化に貢献できる。また収集されたデータを解析して飼育に最適な状態を把握することができるようになり、ろ過装置や給餌機のコントロールに反映させて生産性を上げることができる。

  • 24時間365日の状態監視が可能

    水温や溶存酸素などの変化を監視し、異常時はメール発報できる。また遠隔操作で給餌やろ過装置などの操作を行うことも可能となり、飼育環境の最適化が行える。

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