当社のアナログ入出力デバイスを使用するための準備から基本的なプログラム開発までの一連の流れをご紹介します。 このチュートリアルでは、デバイスを初めてご使用される方にファンクションジェネレータ等の外部機器との接続や、ソフトウェアのインストール(セットアップ)、アナログ入出力のプログラムの組み方を紹介しています。 ご紹介する主な内容は、以下となります。
今回使用する条件は以下となります。 その他のOS、デバイスをご使用の場合、オンラインヘルプも合わせてご確認ください。
■目次 1.セットアップ 1.1 外部機器との接続 1.2 ソフトウェアのインストール 1.3 ハードウェアのインストール 1.4 診断プログラムによる動作確認 2.プログラムの作成 Visual C# / VC++ / VB.NET / Python
セットアップとは、当社製デバイスをパソコンで使用するために必要な事前の作業です。 ソフトウェアとハードウェアでそれぞれに必要な準備があります。
今回はアナログ入出力デバイスを使用するためのプログラム作成を行います。既にセットアップが完了している場合は「2.ソフトウェア編プログラムの作成」をご覧ください。 アナログ入出力の実施方法には (1) 1回のみアナログ入力または、出力を行う方法、 (2) 指定した条件に基づきサンプリングまたは、ジェネレーティングを行う方法 の2通りありますが、今回は、(1)の方法をご紹介します。
アナログ入出力デバイス(AIO-160802GY-USB)と外部機器を接続します。外部機器は信号入力用のファンクションジェネレータと出力信号確認用の電圧計を接続します。外部機器との接続は、ターミナルコネクタを利用して接続します。
信号配線しやすくするため、信号名を印字してあります。 Aixx・AOxxがアナログ入力・出力チャネル、 Dixx・DOxxがデジタル入力・出力チャネル、 AGNDがアナロググランドです。
1) ファンクションジェネレータと接続 ファンクションジェネレータのプラス端子をAIO-160802GY-USB のAI00、マイナス端子をAGNDと接続します。このチュートリアルでは、ファンクションジェネレータは2[Hz]振幅、7.5[V]の正弦波を出力する設定にしています。
2) 電圧計と接続 電圧計のプラス端子をAIO-160802GY-USB のAO00、マイナス端子をAGNDと接続します。
アナログ入出力デバイスをパソコンに接続する前にデバイスドライバAPI-AIO(WDM)(以降ドライバ)をダウンロードします。 最新のドライバはこちらから入手可能です。
使用許諾契約書をお読み頂き、ご同意いただけましたら、「ダウンロード」をクリックし、ダウンロードを行って下さい。
1) デバイスドライバのインストール ダウンロードが終われば、ダウンロードしたファイルの展開を行い、「¥INF¥WDM¥Aio_forWin10¥」フォルダ内のSetup.exe を実行し、画面指示に沿ってインストールします。
2) 開発環境のインストール デバイスドライバインストール後、API関数を利用するためのヘルプ、サンプルプログラムなど、開発環境をインストールします。 「<展開先フォルダ>APIPAC¥AioWdm¥Disk1¥」 フォルダ内の setup.exe を実行し、画面指示に沿ってインストールします。
インストール方法詳細 デバイスドライバ、および開発環境のインストール方法を詳しく知りたい方は「オンラインヘルプ>ドライバ構築環境>デバイスドライバのインストール」にてイラスト付きで解説しております。是非合わせてご覧ください。
AIO-160802GY-USBとパソコンを付属のUSBケーブルで接続し、デバイスをOSに認識させます。同じ製品を複数使用する場合は1つずつ接続してください。USBデバイスを使用する場合はOSを起動した状態で接続します。接続するとデバイスのインストールが自動で行われます。なお、USB以外の場合は「オンラインヘルプ>ドライバ構築環境>デバイスドライバのインストール」をご覧ください。デバイスが正常にインストールされたことを確認するには、スタートボタンを右クリックしてデバイスマネージャーを開きます。ContecDevicesツリーの下にインストールしたデバイスが表示されます。
デバイスとデバイスドライバの状態を確認します。デバイスマネージャーで確認したいデバイスをダブルクリックする、またはデバイスの上で右クリックしプロパティを選択するとプロパティ画面が表示されます。
共通設定タブにある「デバイス名」は、当社製品にて、デバイスを識別するために割り当てられる名前です。ソフトウェアからはこの名前で呼び出します。自由に変更できますが、デフォルトのままで問題ありません。共通ページの左下にある診断のボタンを押すことで診断プログラムが起動します。
信号テスト 診断プログラムを使い、正しくアナログ入力信号が取得できているかを診断プログラムで確認します。 入力チャネルに0を指定し、アナログの入力グラフ/入力データがファンクションジェネレータの出力値通り表示されていれば問題ありません。波形が早すぎて確認できない場合は、診断プログラム画面右上にあるバーで調整するか、ファンクションジェネレータの出力を1[Hz]にして、振幅が7.5[V]の正弦波になっているかを確認してください。
[診断レポート表示]ボタンを押すと、設定情報やインストールされているドライバのバージョン、自己診断の結果がテキストファイルで出力されます。このファイルには、サポートに必要な情報が含まれており、技術サポートの際に添付ファイルとして送付いただくと、より短期間で解決できる傾向にございます。 →技術お問い合わせ
2.プログラムの作成 へ進む