参加型医療の実践と患者様サービスの向上にベッドサイド情報端末 DIT-1000が貢献個室病棟300床にベッドサイド情報端末を採用
患者さまを大切にした医療サービスの充実に取り組んでいる亀田総合病院様が個室病棟(Kタワー)300床にベッドサイド情報端末 DIT-1000を採用。テレビ視聴、インターネット閲覧、食事選択、院内情報ネットワークと連携した電子カルテの閲覧サービスなどをマルチにこなす情報端末として活躍しています。
総合医療サービス施設「亀田メディカルセンター」の中核施設である亀田総合病院様(千葉県鴨川市)は、千葉県南部の基幹病院として、患者さまを大切にした医療サービスの充実に取り組んでいます。「日本の医療技術は高いのに患者の満足度は低い」といわれる現状に対して、同院のコンセプトは、患者さまが積極的に治療に参加できる「参加型医療」の環境づくりと、自宅のようにリラックスして治療を受けられる「ホームライク」の病室づくり。患者さま本位の質の高い医療と、病室にリゾートホテル並みのアメニティを完備するなど充実したサービスを提供していることから、「患者が選ぶ病院ランキング」で常に上位に位置し、質の高い病院として各種メディアでも数多く取り上げられています。
太平洋を望む海辺にある亀田総合病院
皆さんは入院の経験がありますか?入院生活の大半の時を過ごすのは病室のベッドの上です。そして入院中の娯楽や情報入手の手段は、新聞や雑誌、ベッド脇に設置された課金式のテレビなどに限られています。こうした入院生活の不自由さを軽減し、患者さまが楽しめるサービスを提供するのが「ベッドサイド情報端末」です。テレビ視聴はもちろん、インターネットが使えて、メールの送受信やネットショッピングができるなど、自宅で生活している環境と同等の環境を提供することができます。同院では2005年、個室病棟(Kタワー)の各部屋300床にベッドサイド情報端末を初めて導入しました。ただ、自宅のテレビに比べて画面が小さく画質が悪い、コンピュータが起動するまでテレビが見られない、などの問題がありました。このため2012年3月、既存の端末と入れ替える形で、コンテックのベッドサイド情報端末「DIT-1000」を採用しました。DIT-1000は、18.5型ワイドタッチパネルLCD採用のパネルコンピュータに、ハイビジョンテレビの機能を独立搭載した高機能情報端末です。テレビ機能をパソコン機能から完全に分離させているので、パソコンの起動を待つ必要がなく、電源を入れるだけでテレビを視聴できるのが最大の特長です。
テレビ視聴やインターネット利用、タッチパネル操作による購買品の注文などができる
同院ではさらに、買い物代行などのコンシェルジュサービスや、レストランからのルームサービス、食事選択サービスがDIT-1000から行えるなど、独自のサービスも導入しています。またDIT-1000は、テレビ視聴、インターネット閲覧、病院食の選択などアメニティの充実だけでなく、電子カルテの閲覧が可能となっていることで、患者さまと医療スタッフの情報の共有化が図られ、患者さまと病院との信頼関係の向上に役立っています。同院では今後、個室病棟だけでなくすべての入院病棟に情報端末を設置し、同院の情報ネットワークを患者さまと共有できる高度な医療サービスの提供を構想しています。
ベッドサイド情報端末で受けられる主なサービス
ベッドサイド情報端末 DIT-1000
コンテックは今後、ベッドサイド情報端末に病院案内や食事選択機能などを備えた「ASP※ソフトウエアパッケジ」を組み合わせて、国内外の医療業界へ提供する計画を進めています。また、新たな情報端末の開発、ソフトウエアの強化、導入後も長期間安心して運用いただけるサポート・保守サービスの充実を図っていきます。
ニーズに応じた対応に評価
ハイビジョンテレビとタッチパネルコンピュータの2つの機能を独立搭載した多機能情報端末です。18.5型ワイド(1,366×768ピクセル)のタッチスクリーンディスプレイを搭載し、テレビ機能をパソコン機能から完全に分離させて搭載しているのが大きな特長です。テレビ機能は、地上デジタル/BSデジタル/110度CSの3波に対応しており、家庭用テレビの入力切り替え操作のイメージで、付属リモコンからテレビ画面表示とパソコン画面表示を切り替えることができます。
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