PCI Expressバス準拠 10MSPS 12ビット分解能 アナログ入力ボード 新発売
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コンテックは、変換速度10MSPS 12ビット分解能PCI Expressバス準拠のアナログ入力ボード 「AI-1204Z-PE(以下、新製品)」を開発し、6月30日より販売を開始しました。
AI-1204Z-PE
新製品は、アナログ信号を入力しデジタル信号への変換(AD変換)を行うPCI Expressバス準拠のインターフェイスボードです。最高変換速度10MSPS(100nsec)で4チャネル同時サンプリングやバスマスタ転送機能による高速で長時間の連続データ収集が可能です。
PCIバス準拠の現行製品(型式: AI-1204Z-PCI)とは機能互換性を保っており、アプリケーションの変更なしでそのままご使用いただくことが可能です。また、コネクタ形状および信号配置にも互換性があるため、従来システムからの移行が容易です。
Windows 32bit版から64bit版への移行が進む中で、64bit版ではOS側の仕様により、データ転送用バッファメモリがごく僅かの量(1MBまたは2MB)しか確保できず、DMA転送機能を十分に活かせない制約がありました。新製品は、PCI Express及び64bit OSへのネイティブ対応により、バスマスタ転送レートを最大4.5倍、転送可能メモリ空間においては最大2GBの大容量を確保可能とする性能向上を図っています。これにより、データ転送のボトルネックを解消、無限サンプリング速度は2倍に向上し、フルスペック10MSPSでの連続データ取得を可能にしています。
AI-1204Z-PEとAI-1204Z-PCI(現行製品)との機能比較
*1
実測値の環境は以下の通りです。
CPU: |
Intel® Core™ i5-6600 @3.30GHz |
メモリ: |
8GB |
使用OS: |
Windows 10 64bit 日本語 |
ドライバ: |
API-AIO(WDM) |
有効チャネル数: |
4ch |
*2
Windows側の制限による
主な特長
- 最高変換速度 10MSPS(100nsec)で4チャネル同時サンプリングが可能
最高変換速度10MSPS(100nsec)で4チャネル同時サンプリングが可能です。入力信号源のレベルに合わせてチャネルごとにソフトウェアでレンジ設定可能です(入力レンジ:±10V、±5V、±2.5V、±1.25Vまたは0 ~ 10V、0 ~ 5V、0 ~ 2.5V)。加えてデジタル入出力(LVTTLレベル各4点)を搭載しています。
- ソフトウェア、変換データ比較、外部トリガ、イベントコントローラ出力などの開始・終了条件によるサンプリングが可能
サンプリング開始・終了の制御は、ソフトウェア、変換データ比較、外部トリガ、イベントコントローラ出力から選択することができます。サンプリングの開始と停止の制御は完全に独立しており、それぞれ個別に設定することができます。また、サンプリング回数終了も設定できます。変換データ比較には、変換データレベル比較、変換データインレンジ比較、変換データアウトレンジ比較があります。
- 同期動作が可能な同期制御コネクタを搭載
最大16枚を同期制御するためのコネクタを搭載しており、同梱のケーブルを使い本ボードと相互接続することで4チャネル単位での増設が可能です。また、同期制御コネクタを搭載した当社製ボードとの同期動作も簡単に実現することができます。
- バスマスタ転送機能により高速で長時間の連続データ収集が可能
バスマスタ転送機能により高速で長時間の連続データ収集が可能です。また、パソコンとボード間に大容量のデータを転送することができます。64bit OS環境でメモリ容量制限を受けることなくDMA転送が可能です。
- アナログ入力端子に BNCコネクタを採用
アナログ入力端子に高速アナログ信号の伝送に多く採用されている特性インピーダンス50 Ω のBNCコネクタを採用しています。BNCコネクタを搭載した信号源の機器との接続が容易に行なえます。
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