照明の色温度が空調温度をサポート
照明・空調連動制御によるビル空調の省エネルギーにCONPROSYS®が貢献
日本
文科省・国立研究開発法人科学技術振興機構が支援する「世界に誇る地域発研究開発・実証拠点推進プログラム」(2016~2019年度)の一環として進められてきた「けいはんなリサーチコンプレックス事業」の中核研究プロジェクトである異分野融合研究「快適性と省エネ効果を高度に実現する照明・空調・五感統合制御システムの開発」で同志社大学、木村工機株式会社、情報通信研究機構などが行った研究で得られた成果「照明の体感温度への効果を冷暖房両条件で実証」をもとに知的オフィス環境推進協議会(会長:三木光範同志社大学名誉教授)が中心となって開発を進めてきた『照明・空調統合制御システム』が来年度より事業化されることになりました。
この研究は上記の3年間、「けいはんなMCラボ」で約800名の被験者による実証実験に基づくもので、照明の色温度の変化と体感温度の変化を定量的に捉えた世界初の成果を出しました。照明の色と体感温度の関係は古くからHUE-HEAT効果※として知られていました。この研究成果を照明と空調の統合的な制御に活用するのがHUE-HEAT効果※に基づく照明・空調連動制御です。
株式会社コンテックは、照明メーカやビル空調関連企業などとともに本実証実験に参画しており、BACnetを有しない中小規模ビル向けにHUE-HEAT効果※に基づく照明・空調連動制御コントローラ(以下、「HHコントローラ」)の開発・提供を担当いたします。
HHコントローラは、当社のIoTソリューションであるCONPROSYSにHUE-HEAT照明・空調連動制御アルゴリズムが組み込まれ、既存の調光調色型LED照明器具と空調機器を組み合せた空調システムをスマートフォンなどのWeb画面から簡単に操作・利用できるコントローラです。
システムイメージ

HHコントローラの特長
- Web画面を利用した操作画面により、PCやタブレット・スマートフォンから操作が可能
- 豊富なインターフェイスと拡張性により、照明設備や空調設備への柔軟な対応が可能
- 小型でシンプルなシステム構成により、小規模オフィスにも簡単に導入可能
現在、日本では2050年までに二酸化炭素の排出量をゼロにするカーボンニュートラルを政策として掲げ、急速に脱炭素社会への注目が集まっています。脱炭素社会の取り組みは、国際的に注目が高まるSDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」などの達成にも不可欠です。
当社は、「独創的な技術と製品を通して社会に貢献する」という経営理念のもと、今後もSDGsにつながる社会課題の解決に向けて貢献してまいります。
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