電気使用量の見える化

システム概要

省エネ対策を行うにあたり、利用状況の透明化が課題となっている。現状は、オフィス内各フロアやエリアなど、利用状況によって使用電力量が不透明だった。

各エリアの電力使用量、営業時間内外などの状況を把握し、各エリアや時間帯の使用電力量の見える化を行う。

電力量監視とともに、無駄遣い改善のため、エリアに人がいるかの監視も行い、長時間人が居ないエリアの照明・エアコンを停止させる。日報や月報などをデータを利用して分析し、さらに改善につなげる。

構成イメージ

オフィスビル・工場・商業施設などの各フロア、各エリアの人感センサからのデータを、点在するローカルデバイスのデジタル化に欠かせないリモートI/O機器 CONPROSYS nanoを使って収集し、また、電力消費量は電力量センサを用いて収集し、常時監視・テレメトリングシステム CONPROSYS TMへ送信される。

蓄積されたデータは遠隔監視のためのクラウドサービス FacilityViewへ送信されて、遠隔からのフロア毎、エリア毎の設備の使用電力量監視が可能となる。

設定した閾値を超えると、アラートを出すこともできる。さらに、使用状況より照明設備、空調設備を停止させる。

導入のメリット・効果

  • FacilityView®で電力量を見える化。節電・省エネ・コストカットが実現

    各エリアやフロアごとの使用電力量やエアコン使用頻度を24時間連続して監視できるようになった。また、予測最大値を設け、閾値を超えた場合には異常発報させる。エリアに人が居ないかを検知して、消灯またはエアコン停止制御を行うことで、節電・省エネ・コストカットが実現できた。

  • クラウド利用により、照明設備・エアコンの一括管理が可能

    FacilityViewのパッケージツールを使って、プログラム知識が無くても簡単に見える化を表現。

  • 点検業務や集計業務の削減

    CONPROSYS TMのHMI画面を利用してフロアマップを作成し、電力管理を行うことができ、作業員が行っていた点検業務の削減ができた。管理者自身で設定、運用・マップを変更することも可能になった。

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