2022/03/29日本
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株式会社コンテック (本社:大阪市西淀川区、代表取締役社長:井狩 彰 以下、コンテック) とサイバートラスト株式会社 (本社:東京都港区、代表取締役社長:眞柄 泰利 以下、サイバートラスト) は、高信頼・高耐久の FA (Factory Automation) 向けコンピュータ VPC-5000シリーズで新たに MIRACLE LINUX 8.4 をプレインストールした新製品を開発し、2022年4月中旬より受注開始することを発表します。
FAコンピュータVPC-5000 MIRACLE LINUX 8.4 プレインストールモデル
CentOS Project が Red Hat Enterprise Linux (以下、RHEL) クローンとして提供していた Linux OS「CentOS 8」のサポートが2021年12月31日で終了し、「CentOS 7」についても2024年6月30日でサポート終了となります。以降は新バージョンのリリースはなく、既存のCentOSに重大な脆弱性が発見されても修正パッケージは提供されず、サイバー攻撃の被害を受ける可能性が高くなります。 コンテックは、工場設備や社会インフラの安定稼働を支える情報端末や機械学習フレームワークやAI推論実行用の HPC (ハイパフォーマンスコンピューティング) 環境として、FAコンピュータ VPCシリーズを展開しており、OSには安定性で定評のある「CentOS」が採用されるケースが多くありました。
コンテックとサイバートラストは、これまで産業用PCに CentOSを採用していた企業に向けてCentOSと同等に利用可能な環境の提供を目指し、コンテックのFA コンピュータ VPC-5000にサイバートラストが開発するRHELクローンの国産 Linux OS「MIRACLE LINUX」をプレインストールしたモデルを開発しました。 このたび提供する新製品は、コンテックが提供するインテル® Xeon® プロセッサ対応でHPC/交通/社会インフラ/医療機器/セキュリティ/アミューズメントなど高度な多重処理を必要とする分野に最適なハイパワー・FAコンピュータ VPC-5000 にCentOSの後継として利用可能な「MIRACLE LINUX 8.4」をインストール済で提供し、Linux が安定稼働するプラットフォームとなります。
第9世代 Intel® Xeon® プロセッサ対応で24時間連続稼働を想定したFAスペックの高性能コンピュータです。工場設備や社会インフラの安定稼働を支える情報端末や機械学習フレームワークやAI推論実行用の HPC (ハイパフォーマンスコンピューティング) に最適です。
プレインストールされる「MIRACLE LINUX」は、国産 Linuxディストリビュータとして20年以上の実績をもつサイバートラストがRHELクローンとして開発しており、日本のサービスレベルに求められる信頼性、安全性、可用性、セキュリティ機能を兼ね備えており幅広い採用実績があります。2019 年度に日本国内で出荷されたプレインストール版 Linux のディストリビューション・バージョン別出荷台数としてサイバートラストが提供する Linux OS「MIRACLE LINUX」が全体の 57% のシェアを達成しました。(出典:ミック経済研究所「産業用 PC における Linux 市場の実態」レポート)
技術問い合わせ、アップデートサポート (アップデート情報の通知、バージョンアップ版・修正モジュール・エラッタ情報の提供)、12年延長サポート(通常10年)のサービスが追加契約なしで提供され、長期間安心してご利用いただけます。
サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として 20年以上にわたり提供している認証・セキュリティサービスと、ミラクル・リナックスのカーネル技術やオープンソースソフトウェア(OSS)の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けのLinux/OSSサービスを展開しています。また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoTをはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。 「信頼とともに」。サイバートラストは、ITインフラに関わる専門性・中立性の高い技術で、安心・安全な社会を実現します。
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