IoTの技術を活用すれば、環境試験の運用管理コストを削減し、効率化することができます。X線試験機、恒温槽、振動試験機、衝撃・落下試験機それぞれに CONPROSYS の IoT機器を接続、稼働情報をサーバーに集約することで環境試験全体の稼働監視・異常通知・予約管理を実現したシステムです。
製造業における環境試験の課題
- 現場に行かないと稼働状況を把握することができない。今の稼働状況を把握したい。
- 設備の復旧に時間がかかり計画通りに試験が終了しない。
- 予約管理を紙で行っており管理しづらい。予約していても予定通りに使用されていない。
CONPROSYS で課題を解決

- IoT機器に内蔵されている監視画面作成ツール CONPROSYS HMI で稼働情報を可視化。社内のどこからでも稼働状況が把握できるようになった。
- 装置の異常が担当者にEメールで通知されるようになり、復旧に要する時間が短縮され、計画との差異が少なくなった。
- サーバーに予約管理の機能を実装し、稼働情報を連携させることで、効率よく運用できるようになった。空いている装置の検索や予約がWebブラウザでどこからでも行えるようになった。
IoT化・デジタル化のメリット
- 試験データ・作業履歴のデジタル化
IoT機器を使用することで、従来の紙媒体でのデータ管理をデジタル化することができます。CONPROSYS ならデータを内蔵フラッシュまたはSDカードに保存することができます。保存されたデータは、Webブラウザで参照・ダウンロードできるので、装置を回って収集する必要はありません。
- 通信ネットワークを無線化
USB無線アダプタ (当社推奨品) を利用することで、Wi-Fi接続が可能です。有線LAN配線の工事の手間を大幅に省くことができます。無線化することでレイアウト変更にも柔軟に対応することができます。
- 稼働状況を大画面表示
監視画面はWebブラウザでどこからでも表示することができます。Webブラウザ内蔵のデジタルサイネージプレイヤー DS-220 を使用して大型ディスプレイに表示すれば、オペレータの情報共有、工場見学コンテンツとして活用することができます。
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