CONPROSYS® 絶縁劣化監視モジュールは、これまで装置を停止させなければ測定できなかった三相モータの絶縁抵抗値を稼働させたまま測定できる革新的な製品です。CONPROSYS® 絶縁劣化監視モジュールを使用すれば、三相モータの絶縁劣化を常時監視して故障予兆を検知する仕組みが実現できます。
運転中のモータから漏洩電流抵抗成分(I0r)を高精度で測定。保全業務を常時監視に変革、設備の稼働率向上に貢献します。
三相⊿結線 / 三相Y結線に対応。 ポンプ、コンプレッサ、空調ファン、金属加工機や搬送機器など広く適用します。
データ収集・Webモニタリング・クラウド連携などIoT機能内蔵のコントローラに対応。パソコンなしで運用できます。
監視機器は、絶縁劣化監視モジュール(CPS-MM-LC)とM2Mコントローラ スタックタイプのCPUモジュールを組み合わせて構成します。絶縁劣化監視モジュール CPS-MM-LC は測定対象モータの数だけ必要です。(最大16モジュール*)
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工作機械、配水ポンプ、昇降機など、多くの可動機械装置に使用される三相モータ。三相モータは、可動時間に応じて固定子コイルの絶縁貫通抵抗が低下、地絡、相間短絡、レアショートの事象に至り、装置の故障を引き起こす危険な状態になります。装置が故障すれば、設備が止まってしまうだけでなく、人命に関わる事故を引き起こしかねません。
オーム社 OHM 2018年10月号(10月5日発行)に技術解説記事が掲載されました。絶縁劣化監視モジュールの原理、役割を詳しく知りたいというお客様はぜひご覧ください。
絶縁劣化監視モジュールの設定は、WebブラウザからM2Mコントローラにアクセスして行います。
ネットワーク環境などの基本設定、絶縁劣化監視モジュール固有の計測モード、電源周波数、測定レンジなどの設定もすべてWebブラウザから行えます。
詳しくはリファレンスマニュアルを参照してください。
絶縁劣化監視モジュールには、ZCTセンサーユニットが付属しています。次の例を参考に配線してください。詳しくはリファレンスマニュアルを参照してください。
三相Δ結線(3Φ3W 1点接地)
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三相Δ結線(3Φ3W 1点接地)を電源とするインバータ
三相Y結線(3Φ3W/4W 中点接地) 三相Y結線(3Φ3W 中点接地)
三相Y結線(3Φ3W/4W 中点接地) 三相Y結線(3Φ4W 中点接地)
三相Y結線(3Φ3W/4W 中点接地)を電源とするインバータ
監視用の画面やソフトウェアは、M2Mコントローラに搭載されているスクリプト機能 (CONPROSYS VTC)と画面作成機能 (CONPROSYS HMI)を使用して構築していきます。
スクリプト100選のコーナーに公開されている実用サンプルソフトを活用すればすぐに使い始めることができます。
任意の閾値でメールを送信したり、警報が鳴るようにするなど、お客様で自由にカスタマイズいただけます。