Windowsは、プログラムを扱える技術者が多く、ユーザーインターフェイスが優れているため、各種試験パラメーターを設定入力する部分や、測定したデータを解析し、結果を表示するメーターやトレンドグラフ、レポート作成機能などを顧客の仕様に従って手軽に作り込むことができます。反面、機械を制御するようなリアルタイム処理には向いていないため、従来は別のマシン(PLCまたはDOSベースのパソコン)で処理を分担させていました。
この状況を何とか1台でできないか検討していた中で、Windowsと共存してリアルタイム動作を実現する拡張ソフトウェア「INtime(インタイム)」の情報を得て採用に至りました。
INtime導入後は、Windows管理下で演算処理とユーザーインターフェイス処理を、INtime管理下で装置制御のリアルタイム処理を実行させることにより、1台のパソコンに集約。小型化・省資源化を実現しました(図2)。
さらに最近の装置は、マルチモニタ(2台のディスプレイを1つの画面に見立てて表示)に対応しており、表示項目を増やして自動運転中のデータをより見やすく、分かりやすくしています。
コンテックでは、計測制脚用インターフェイスボードをINtimeで動作させるための各種技術情報も提供しており、お客さまのシステム構築を支援しています。