2016/06/20日本
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株式会社コンテック(東京証券取引所第二部 証券コード6639)は、鉄道規格EN50155に適合、鉄道車両などの移動体や苛酷な環境下でのエッジコンピューティングを実現するWindows対応の耐環境 IoTデバイスプラットフォームを新たに開発、ボックスコンピュータ®の新シリーズ「BX-830」として発売を開始したことを発表します。
ボックスコンピュータ BX-830 シリーズ
IoT化が急速に進みインターネットのトラフィックは爆発的に増加、デバイスの増加に伴いデータセンターに送られるデータが膨れ上がることでクラウド側の分析処理が間に合わず、動作遅延やシステムダウンを巻き起こすことが懸念されています。クラウドへの依存度が高まる一方で、こうした問題を解決する手法として、収集したデータの演算処理や圧縮画像データの伸張表示処理などをフィールドのデバイス(エッジ)側で行うことでクラウド側の負荷を軽減させる「エッジコンピューティング」の考え方が重要とされており、さまざまなフィールドで安定稼働するパワフルなIoTデバイスプラットフォームが求められています。
コンテックは、こうしたニーズにお応えする新製品「ボックスコンピュータ BX-830シリーズ」を開発しました。新製品は、クアッドコア 1.91GHzのプロセッサを採用、周囲温度-40~70℃の環境下で起動・連続動作に対応し、耐振動5G/耐衝撃100Gを達成した高性能・耐環境コンピュータです。鉄道車両に使用できる電子機器としてEN50155(Class TX)に適合しています。鉄道車両や自動車などの移動体をはじめ、社会インフラ、エネルギーなど、従来は難しかった苛酷な環境下でのパワフルなエッジコンピューティングを実現します。
低消費電力プラットフォームのインテル® Atom™ プロセッサ E3845を採用、十分なパフォーマンスを確保しながら低消費電力を実現しています。
-40~70℃の広温度環境下での安定動作が可能です。
放熱スリット、CPUファンを廃し、ストレージにSSD(CFastカード)を採用した完全スピンドルレス設計です。ホコリや異物が侵入する心配がなく、経年劣化する部品の使用を極力抑えて保守点検業務の負担を大幅に軽減します。
ネットワーク経由で外部からシステムアップ(Wake On LAN)、モデム受信によるシステムアップ(Power On by Ring)をサポート。運用面で大幅な省力化が図れます。
鉄道規格EN50155(Class TX)※および火災安全性規格EN45545-2に適合しています。鉄道車両等の過酷な環境での安定動作が可能です。
Windows® Embedded プレインストールモデルでは、OSのEWF機能※により記憶装置への不要な書き込みを禁止することで記憶装置の書き込み回数制限の不安を解消、また意図しないシステムの改変を防止することができます。
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