パソコン用ボードタイプの低価格ネットワークアナライザを新発売
Japan
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高周波デバイスの自動検査装置を小型化・コストダウンできる高性能パソコン用計測器ボード
株式会社コンテック(東京証券取引所第二部 証券コード:6639)は、水晶振動子、セラミック発振子、RFIDデバイスなどの高周波デバイスの特性評価用に計測器機能を搭載したパソコン用PCIボードを開発、「PCI対応 ネットワークアナライザ 型式: VNA-300M-PCI」として、2013年3月下旬(予定)より出荷開始いたします。
PCI対応 ネットワークアナライザ
新製品(VNA-300M-PCI)は、高周波デバイスの特性評価が行えるパソコン用ボードタイプのベクトルネットワークアナライザです。測定範囲は10kHz~300MHzで、水晶振動子、音叉振動子、セラミック発振子の他、RFID、NFCなどの特性評価に幅広く活用いただけます。
これまで、水晶振動子などの高周波デバイスの検査装置は、ベンチトップ(据え置き)タイプの計測器とデータ収集・分析用のパソコンを組み合わせて実現するケースが多く、装置全体が大きくなる傾向にあり、また、特定の機能しか利用しないにも関わらず高性能な汎用計測器を使わざるを得ないという事情がありました。
新製品(VNA-300M-PCI)は、水晶振動子などの高周波デバイス特性評価向けに機能を絞ることで、低価格化を実現しています。データ収集・分析用のパソコンに組み込むことで、装置の大幅な小型化とコストダウンが期待できます。
新製品(VNA-300M-PCI)には、プログラム開発用Windows APIの他、ネットワークアナライザとしてすぐに活用いただける計測器をイメージしたアプリケーションプログラムが付属しています。
VNA-300M-PCI の主な特長
- 10kHz~300MHzの特性評価が可能
水晶振動子、セラミックス振動子、音叉型水晶振動子など10kHz~300MHzの範囲で電子デバイスの測定が可能です。
- πネットワーク治具に対応
水晶発振子の測定などに使用されるπネットワーク治具を接続できます。3ターム校正に対応しているため、πネットワーク治具を使用して高い周波数で高確度の測定が行えます。
- 検査装置の小型化・低コスト化を実現
Windowsパソコンとの組み合わせで、自動検査装置の小型化・低コスト化を実現できます。
- ネットワークアナライザとしてすぐに活用できる「フロントパネルソフト」を添付
ベンチトップ(据え置き)タイプをイメージしたアプリケーションソフトウェア「フロントパネルソフト」を添付、プログラムレスですぐに活用できます。また、ボードとデバイスドライバの状態診断機能やレポート出力機能を持つため、検査装置として構成したときの動作確認用としても利用できます。
- リファレンスクロック入力を使用して外部機器との同期が可能
リファレンスクロック(10MHz)を外部入力することが可能です。外部の基準クロックを使用することにより、周波数の確度向上や他の計測器との同期が行えます。
- PCの処理速度に依存しない演算処理が可能
測定データの演算は、基板上に搭載したCPUで行っているため、PCの処理速度に依存しない測定が可能です。
- トリガ入力端子を搭載
トリガ入力端子に外部から信号を入力することで、測定を開始させることができます。また、1bitの汎用入出力端子としてソフトウェアで設定することも可能です。
- 校正データの保存/読み込み機能
誤差補正のキャリブレーションデータの保存/読み込みが可能です。同じ測定条件で測定する場合、保存しておいたキャリブレーションデータを読み込んで使用することができます。
- Windows対応 ドライバライブラリAPI-PAC(W32)を添付
プログラム開発用としてWindows API関数形式で提供しているドライバライブラリを添付しています。
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