共同発表 – コインランドリーのIoTサービス「TOSEI クラウド」で豊かな生活時間を創出
さまざまなサービサーとつながり新たな価値を創造するIoTプラットフォームの開発に着手
Japan
日本市場でのコインランドリー洗濯乾燥機においてシェアNo.1※である株式会社TOSEI(東京都品川区、代表取締役社長:谷嶋和夫、以下「TOSEI」)と、クラウドを中心としたICTサービスを提供するソフトバンク・テクノロジー株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長CEO:阿多 親市、以下「SBT」)、産業IoT・計測制御・組み込み用コンピュータの総合メーカーである株式会社コンテック(大阪市西淀川区、代表取締役社長:井狩 彰、以下「コンテック」)の3社は共同で、コインランドリーとさまざまなサービサーをつなぐIoTプラットフォームサービス「TOSEI クラウド」の開発を行うことをお知らせします。また第一弾のサービスとしてオーナー向けに複数店舗管理や、ユーザー向けに店舗・機器稼働情報の提供などを2020年3月より開始します。
背景
昨今、女性の社会進出や配偶者のパート労働の増加など、社会・労働環境の変化により専業主婦率が低下し、家事の効率化が求められています。一方で、ダニや花粉症、ハウスダスト、ぜんそく・アレルギー対策といった、現代人の清潔に対する価値観の変化により、布団クリーニングや大量の洗濯物を効率的に洗濯できる大型業務用洗濯機のニーズが高まっています。
TOSEIは創業以来、常にお客さまのニーズを考え、2019年現在全国約8,500店舗のコインランドリーへ洗濯・乾燥機を供給し、ランドリーの視点からお客さまの生活への貢献を行ってまいりました。しかしながら、このような環境の変化や、洗濯機そのもののコスト競争やコモディティ化により、メーカーとしてモノを提供することに加え、コインランドリーという空間を活かした異業種とのコラボレーションにより、新しい付加価値を提供していく必要があると考えました。
また近年ではインターネットなどの通信技術の普及やAIやIoTの技術が一般化し、デジタルトランスフォーメーションによりさまざまな業界や製品、サービスがIT技術を取り入れ、利便性が向上しています。コインランドリーもこれらと連携し、お客さまの生活の一部として、より便利に、またオーナーの皆さまがお客さまに対し常に新しい価値を提供できるよう、「TOSEI クラウド」の開発を開始しました。
「TOSEI クラウド」サービスコンセプト
コインランドリーをコンビニエンスストアやカフェなどに併設し、洗濯乾燥の合間に「ついで買い」や「待ち時間の消費」など、リアル店舗同士でコラボレーションをする事例が増えてきています。
「TOSEI クラウド」はそのようなリアル店舗のコラボに加え、IoT化するコインランドリー空間を通して、モノとクラウドが融合したさまざまなサービサーとつながることで、「生活(くらし)時間をもっとクリエイト」し、お客さまにはより豊かな生活時間の創出に、オーナーの皆さまにはコインランドリーの新たな価値の創造によるビジネスチャンスの創出に貢献します。
TOSEI クラウド コンセプト図
さまざまなサービサーとつながり、豊かな生活時間の創出と新たな価値を創造する
サービス提供開始時の機能と今後実装予定の機能について
サービスコンセプトの実現に向け、コインランドリー空間とクラウドを連携させた下記機能を提供してまいります。
オーナー向け機能
- サービス提供開始時点
コインランドリーの複数店舗の売上情報・店舗情報・機器情報・稼働情報をダッシュボード画面からリアルタイムで一元的に管理できるようになります。
- 2020年4月以降
顧客管理機能の提供により、店舗に来店されるお客さまごとの利用状況に応じたキャンペーンやクーポン発行、近隣店舗とのデータ連携による相互送客などコインランドリーのさらなる活用に向けたお客さまとの接点強化を手軽に行えるようになります。また、天気などの外部データと連携して、各店舗の売上をAIで予測することでオーナーの店舗管理に関わる運用コスト低減を実現します。店舗管理においてもAIによるメンテナンスや消耗品補充の最適化を実現することで、さらなる店舗運営に関わる業務を効率化していきます。
オーナー用画面イメージ
ユーザー向け機能
- サービス提供開始時点
コインランドリーを利用したいお客さま向けにコインランドリーの検索や各店舗の情報を確認することができるようになります。また、店舗の機器の稼働情報も確認できるようになり、利用したいタイミングで機器に空きがあるのかどうかを事前に確認した上で洗濯物を店舗に持っていくことができるようになります。
- 2020年4月以降
マルチ決済やキャンペーン情報の取得、事前に洗濯・乾燥機の予約ができるようになるなど、ユーザーの利便性向上を実現します。また、「TOSEI クラウド」と連携したサービサーを増やし、コインランドリー空間のお得な情報だけでなく、近隣店舗で利用することができるクーポンなどお客さまの生活に適した便利なサービスを体験することができるようになります。
各社の概要と役割
- TOSEI
「TOSEI クラウド」の販売および「TOSEI クラウド」を用いたコインランドリ―経営や開業支援を行います。
なおTOSEIは日本市場でのコインランドリー洗濯乾燥機においてシェアNo.1※の実績を誇り、2001年に世界で初めて業務用洗濯乾燥機を製造・販売した業界のリーディングカンパニーです。
- SBT
「TOSEI クラウド」のビジネス・サービス企画のコンサルティングから、Microsoft Azureを活用したIoTサービス「IoT Core Connect」を提供し、「TOSEI クラウド」に必要なクラウド、IoT、AIの技術提供を行います。なお、SBTは日本マイクロソフトおよびMicrosoft Corporationが主催するパートナーアワードにおいて数多くの賞を受賞しており、2019年度はIoT部門において賞を受賞しております。
- コンテック
コンテックは、洗濯・乾燥機をはじめとするフィールドの装置 (Things) とクラウドをつなぎ、稼働情報などを安全に通信するIoTデバイスを提供します。なお、コンテックは「CONPROSYS」ブランドで産業IoTシステムをワンストップで提供しており、Azure Certified for IoT および Azure IoT Edgeの認定デバイスを多数提供しています。
エンドースメント
今回のサービス開発について、日本マイクロソフト株式会社、SBペイメントサービス株式会社よりコメントをいただいています。
「日本マイクロソフトは、ソフトバンク・テクノロジー株式会社様によるMicrosoft Azureを基盤としたIoT/AIを用いたサービスの開発を心より歓迎いたします。ソフトバンク・テクノロジー株式会社様が持つMicrosoft Azureへの高い技術力で実現する本サービスが、業界におけるビジネスの大きな成長を促進するサービスとなることを確信しております。今後も日本マイクロソフトはソフトバンク・テクノロジー株式会社様と連携し、お客さまのビジネスに新たな価値をもたらす支援をしてまいります」
日本マイクロソフト株式会社
パートナービジネス統括本部 統括本部長
安藤 浩 氏
「SBペイメントサービスは、『TOSEI クラウド』の開発を心より歓迎いたします。当社は決済代行会社として、クレジットカード決済、キャリア決済、コンビニ決済など、さまざまなオンライン決済、店舗向け決済サービスを提供しております。このたびの開発でマルチ決済とコインランドリーが連携することで、お客様の多様なニーズにお応えできることを非常に喜ばしく思います。今後もSBペイメントサービスは事業者のニーズにお応えし、安全で利便性の高い決済サービスを提供していきます。」
SBペイメントサービス株式会社
営業本部 本部長
山浦 政彦 氏
第4回国際コインランドリーEXPO2019 にて「TOSEI クラウド」のデモを出展
「TOSEI クラウド」を用いて、洗濯機の稼働状況をクラウドで取得し、ダッシュボード画面にリアルタイムで表示します。その他の機能についても資料を用いてご説明いたします。
名称 |
第4回国際コインランドリーEXPO2019 (The 4th International Coin-operated Laundry EXPO 2019) |
日時 |
2019年9月18日(水)~9月20日(金)3日間 10:00~17:00(最終日のみ 16:00 まで) |
会場 |
東京ビッグサイト 西 2 ホール (東京都江東区有明 3-11-1) |
出展内容 |
TVやweb等で話題となった「フリマアプリ撮影ブース」スターターキット、「フトン洗いコーナー」を実物展示。また、8月発売の新型コイン式乾燥機「CT-5」シリーズをはじめとする新製品を各種展示します。機械メーカーの枠にとらわれない、コインランドリーへの来店者・利用者拡大につながる「TOSEIの新しいコインランドリー」の取り組みをご紹介いたします。 |
ブース N0 |
2625 |
URL |
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